1育てる人に会う。
北海道という土地柄、海の幸、山の幸とあらゆる素材がすぐ手の届く範囲にあります。だから、自らの足で生産者を訪問し、素材について根掘り葉掘り、話を聞きます。扱う食材を深く知ることで、料理の新たなヒントが得られることもよくあります。
2体験を大事にする。
たとえば、漁師さんと一緒に漁へ出てみる。山に入って山菜を探してみる。自分たちで作物を育ててみる。料理をする手前の段階、食材を手に入れることに関して、自分の身体で体験することは大事。これをすぐ実行に移せるのは、知床にいる特権です。
3作り方をつくる。
最高の素材が手に入ったとして、それをベストな状態でお客さまに提供しようと思う時。やはり自分たちの技術が物を言います。そこに磨きをかけるため、常にみんなで試行錯誤。新たな料理方法にトライして、素材の新たな魅力を見つけ出そうと一生懸命です。
4料理を伝える。
食材にまつわるストーリーを語る。自ら手がけた料理の魅力を伝える。正直、口ベタなメンバーもいますが、そこをあきらめたくはありません。どうぞ私たちに話しかけてみてください。澄ました顔をしているかもしれませんが、内心とっても喜んでいますから。
5楽しくつくる。
美味しさを探求する私たちですが、何より料理が好き、美味しいものが大好き。同じ志の料理人たちと知床で出会った幸運に感謝しつつ、北海道という豊かな大地に夢中な毎日。楽しんでつくった一皿は、きっとお客さまを楽しませると信じています。
SHIRETOKO NATURE CHEF’S CLUB(以下SNCC)は、
以下のことを大切にして、活動に励んでいます。
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扱う食材について知っていること。学んでいること。興味を持っていること。
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できる限り生産者のもとを訪れて、
どんな想いでどう育てているのか、扱っているのかを自ら知ろうとすること。 -
鮮度や旬、もしくは熟成期間を見極め、「美味しい瞬間」がいつなのかを考えること。
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例えば、北海道の自然が育んだ食材を選ぶ、知床の自然を活かした調理法を採用するなど、
北海道や知床の自然の力を最大限料理に活かすこと。 -
自らの言葉で料理を語れること。
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わざわざ知床に足を運んでくださった方に喜んでもらえる料理かどうか、
生命力を高める、つまりは元気になってもらえる料理かどうか、を考えること。 -
自らの言葉で料理を語れる何より、料理している自分たちが楽しく、美味しいと思うものであること。