川村 芽惟May Kawamura

ABOUT WORK

北こぶし知床ホテル&リゾート ラウンジ「Southern Limit of the North」
刺繍やパッチワーク、キルティングなどの手芸的技法を併用し制作された作品です。知床の海岸に漂着したミンククジラをモチーフとしており、魚を干す日常的風景から、波に打ち上げられる漁具、観光地としての側面や、流氷によってもたらされる循環、その豊かさを享受する生き物たちが描かれています。この地で続く人々の暮らしの現在点を縫い留め、悠久の時を見守り続けてきたオホーツク海とその先に広がる北方世界へと想いを馳せる作品です。

ABOUT ARTIST

川村 芽惟May Kawamura

川村 芽惟May Kawamura

東京藝術大学先端芸術表現科卒業。身体をテーマに、写真やパフォーマンス、ソフトスカルプチュアなど様々なメディアを用いて作品制作を行う。制作チーム「北暦」共同代表。
2018年、北海道斜里町に移住し、耕作や狩猟、調理や衣類の修繕といった生活シーンに基づいた制作活動を行う。芸術祭「葦の芸術原野祭」の実行メンバー。